太鼓谷稲成神社参拝後、駐車場に向かっていると、「津和野城跡 1㎞」の標識を発見。神社を少し下るとリフトもあり城山に登れるようになっているし観光地の1つなんだろうなくらいの情報くらいはあったが、標識を見るまでとんと忘れていた。
津和野城跡まであと1km(熊もいるよ♡)
登山口の太鼓谷稲成神社入口
この日は既に2つのお山に登っており、野坂山を下山した際に山登りモードは完全消滅していた。1㎞という微妙な距離を散歩とみなすのか、山登りとみなすのかがモチベーションを取り戻せるかの鍵になる。そんなとき、太鼓谷稲成神社の参拝客であろう2人の若い女性が歩いて登ってきた。その2人を見たとき何故か「折角だから…」と1歩踏み出してしまった。
歩き始めてすぐにお地蔵様が…
崩落地帯もシッカリ補強
登山道であろう道は中国自然歩道の一部であり、津和野城跡を巡るコースもその一部になっているようだ。中国自然歩道はその規模や長さから放置状態のような場所も多いが、さすがに観光地だけあって山道も綺麗で快適である。途中、地蔵様も祀られていたりして気分が盛り上がる。
ギョ! 山道からリフトが見える…
ギェ! 今度はリフトの下を通る…
なんとなくワクワクするぞ!
城跡まではつづら折りの道を退屈に登っていくだけであるが、面白いことにリフトの真下が山道になっている場所が1か所あり、リフトのお客とコミュニケーションをとることができる。夕方、リフトの下を不審者が歩いているもんだから、驚いていたようだ。
尾根分岐
分岐からみた出丸の様子
そうこう歩いていると、ドラマもなくあっという間に尾根分岐まで到着。西に行けば本丸、東にいけば出丸とリフト方面である。出丸は分岐から30秒ほどで到着する。恐らく門跡であろう場所から周囲を囲むように石垣が気付かれている。保存状態は決してよくないが、南北にゆるやかに延びる形が見事である。
平坦な出丸跡
出丸から一望できる津和野市街と青野山
この出丸は吉見氏に代わり津和野へ入城した坂崎出羽守直盛が津和野城改築の際築いたもので、築城の指揮を直盛の弟の浮田織部がとったことから、織部丸とも呼ばれている。出丸は本城を守るための戦略上重要な施設であり、鉄砲に頼る戦術中心のこの時代に守りの出丸が必要不可欠になったようだ。
出丸跡から見下ろせる津和野市街をしばらく楽しみながらしばらく休憩をとることにした…。
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